知的財産権の活用による地域活性化セミナー | 第1部 セミナー : はじめに

平成19年11月19日 東北農政局にて行われた
「知的財産権の活用による地域活性化セミナー」 紹介ページ

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第一部 地域農作物とブランド、商標

はじめに
 皆様、今日はお忙しいところどうもありがとうございます。弁理士の正林と申します。
 現在、東北地方は弁理士の数が非常に少なく、北海道、四国に次いで少ない地域です。私は日本弁理士会の副会長を務めておりますが、これから、地方の知財というものを盛り上げていかなければならないと考えております。
 私は現在、東京で事務所を開いていますが、東京は外国人向けにつくられた都市という一面があり、本当の日本というのは地方都市の集まりであり、そういった地方の文化を大切にすることによって、本当の日本というものが見えてくるのではないかと思っています。

弁理士の地域別分布日本弁理士会 弁理士会会員の分布状況(2007年12月31日現在)資料より


 今日の話というのは、皆さんがいつも持っているもの、その中で本当に価値のあるものは一体何かということで、キーワードは、財産知財、この3つです。単に商標関係の話だけではなく、財産と知財と夢とが一体どのような関わりがあるかについて話してみたいと思います。

今日のキーワード


弁理士とは

 産業財産権などに関する業務を行う国家資格者です(産業財産権は特許、商標、意匠、実用新案が含まれます)。弁護士には弁護士法が、税理士には税理士法が、弁理士には「弁理士法」があります。
 弁理士となる資格を有する場合に、弁理士となるには日本弁理士会に弁理士登録する必要があります(弁理士法17条)。
 産業財産権は、特許庁へ出願し審査を経て登録されます。手続は、発明者が自分で行うことができますが、複雑な手続があります。弁理士は、権利取得までの手続を代理いたします。


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