正林メソッドの核心を示した基本書 / 合格に必要な「適切な表現」の前提となる「インプット(知識の習得)」に徹する。真に効率的な学習のための待望の書。 論文マスターノート「特許法・実用新案法」出来る

弁理士試験 論文マスターノート 特許法・実用新案法正林メソッドの核心を示した基本書
弁理士試験 論文マスターノート
「特許法・実用新案法」
正林 真之 監修
中央経済社発行
定価 5,600円+税

弁理士試験 論文マスターノート(全3巻)
「意匠法」「商標法」は順次刊行予定

  執筆は、「正林メソッド」の編集からなる正林国際特許商標事務所 弁理士試験研究チーム。「国家資格は受かることに意味がある」という、当たり前のことを考え、そのために効率性を追求し、短時間で効率よく合格へ導く手法を追究しています。(「正林メソッド」というのは、「結果から逆算して計画をし、成果を出す」というビジネスメソッドを受験手法に適用したものです。理系出身やビジネスマンの間で好評です。)

  練習問題は、大学院在学中に弁理士試験一発合格の大手受験機関(LEC)講師の杉尾 雄一氏により、テーマに則した事例問題からマップ編・表現編・理解編で習得した知識を問題ではどのようにアウトプットするかを学習することができます。

「はじめに」より

  「効率よく勉強したい」、「無駄なことはしたくない」、「確実に合格したい」。実はこれが、ほとんどの受験生の本音ではないでしょうか。
  特に、弁理士を目指される方というのは「現状を何とかしたい」という気持ちの強い方が多く、知的レベルが高くて好奇心が強いものです。当然のことながら、今の職場や大学、研究室などでも頭角を現しておられるようです。
  ですから、そういった方々がむしろ“効率”を求めないほうがおかしいとすらいえましょう。

  こうしたことから本書は、皆さんの弁理士試験の勉強を「効率よく」、しかも「もれなく」行えるように設計しました。本書では、弁理士試験に欠かすことができない重要なテーマのみを選出し、1つのテーマについて、それぞれ4編の学習材料を用意しました。
  そして、基本的には、マップ編でイメージとともに項目を「知識の柱」として固定し、表現編で書き方を体得することによって基礎ができ、問題編で応用力をつけることにより合格することができます。   また、チェック欄として4つの□が組み合わさった田を目次の各テーマに設けました。この4つのチェック欄は、各テーマについて「済んだもの」として繰り返した回数に応じてチェック数を増やすこともできますし、マップ編を確認したら1つにチェック、表現編をマスターしたらもう1つにチェックする、という使い方もできます。
  理解編は補足です。マップ編・表現編そして問題編までのテーマが理解できてしまったのであれば理解編は不要です。そのテーマは「済んだもの」としてチェックし、次に進んでください。(ただし、理解できなければ、理解編でしっかり理解をしてからチェック欄にチェックをすることになります。)
  チェック欄のチェックが9割を超えた時点で、合格に必要な最低限の実力がつきます。そこに至るまでは、とにかく一生懸命にやってみてください。仲間内でサークル形式でゼミを組んだりしてもよいでしょう。とにかくチェック欄を埋めるようにもっていくことです。この徹底された「もれなく」の作業が、皆さんの合格を確実なものとするでしょう。

  1 マップ編
  各項目の階層関係や連関関係を明らかにし各テーマの全体像を図で示したものです。

  2 表現編
  各テーマについて論文式試験で再現可能な分量にまとめたものです。

  3 問題編(練習問題)
  各テーマに則した事例問題から学習することができます。

  4 理解編
  各テーマを深く理解することができます。

  別のアプローチとしては、皆さんは勉強の進み具合によって、4編の学習材料を組み合わせて使うことができます。例えば、得意なテーマに関しては、いきなり問題編にチャレンジし、簡略な表現について表現編を参考にし、間違った部分については理解編で確認し、マップ編に自分の言葉で書き込むといった具合です。また、不得意なテーマに関しては、マップ編を傍らに、表現編、問題編、理解編の順番に読み進め、段階的に理解を深めていくこともできます。
  是非、皆さんには、本書を活用し、膨大な試験範囲を、効率よく、もれなく、攻略していただき、知的財産の現場での目覚ましい活躍をしてほしいと願ってやみません。

  弁理士試験の制度改正によって、平成21年度試験より、前年度の短答式試験合格者は、本年度の短答式試験が免除されるようになりました。さらに、合格者数は、年々増える傾向にあります。また、昨今は、知的財産の重要性が高まるとともに、弁理士が活躍する場もますます増えています。ですから、皆さんの進む道は、困難であるかもしれません。けれども、道は拡がっており、決して暗くはありません。

  本書を手にすることにより、皆さんは誰よりも「効率よく」、しかも「もれなく」、仕事や趣味、自分の時間と両立させて試験勉強を行えるようになります。また、両立を考えずに専心すれば、それだけ早く合格をすることができるようになるでしょう。そうなれば、その分だけ早く弁理士として活躍できるようになります。

  本書は、「正林メソッド」編集をまとめる正林国際特許商標事務所 弁理士試験研究チームの熱い努力から、こうして世に送り出すことができました。また、本になるまでご指導いただいた中央経済社の露本 敦氏には深く感謝申し上げる次第です。
  最後になりましたが、こうした発行の努力の過程はすべて、これを手にした皆さんが栄冠を掴むためにあります。より良き人生のために、一歩を踏み出してみてください。
2009年11月吉日

正林真之

弁理士試験 論文マスターノート 特許法・実用新案法


監修:正林真之
出版:中央経済社
A5判 / 696ページ
価格:本体5,600円+税
発行日:2009/12/25

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本書の使い方
  本書を活用するにあたって、まずはテーマごとに、マップ編・理解編・問題編・表現編を並行して勉強を進めることをお薦めします。
  具体的には、以下の流れになります。
 
1. あるテーマの全体像をマップ編でとらえます。
マップ編
 
. このテーマにおけるある項目の位置や階層を確認してから、この項目に対する理解を理解編で深めます。
理解編
理解編
理解編
 
. さらに、問題編で事例問題に取り組むことにより、本番で合格答案を書ききるための実践的なアウトプット力を養成することが可能です。
問題編
問題編
 
. 最後に、この項目を論文式試験では、どの程度の深さで表現すればいいのかを表現編で確認します。そして再びマップ編に戻り、この項目がどの階層にあるのかを確認します。
表現編
 
  以上が1つのサイクルになります。
  このサイクルを繰り返すことで、論文式試験において、適切な項目を、適切な位置に、正確な知識に基づき、素早く表現することが可能となります。
サイクル