1.弁理士試験合格に必須の最新・重要判例95を厳選 2.判旨を忠実に収録し,答案で活かせる表現に要約 3.短答式での重要事項も簡潔に解説
[第3版 はしがき]より

  本書は、この業界の書籍にしては珍しく、1年あまりで重版となったわけであるが、更にその後も売れ行きが好調で、こうしてまた、第3版を出版するに至った。

  このことは、本書が受験用の参考書として使いやすいものであることの証明となるかもしれないが、まわりを見渡してみると、法科大学院生や、また受験生でない実務家の方にも使われているようである。これはすなわち、「重要な最新の判例をコンパクトに」ということが、受験生のみならず、一般の実務家の方々にとっても有用であることを意味している。

  よくよく考えてみれば、時間がないのは何も受験生に限ったことではない。知的財産権の実務に従事している者あるいはこれから従事する者お、受験生同様に時間に追われているのであるから、この分野における最新重要判例の要点を短時間にマスターすることは、きわめて重要なことなのである。

  こうしたことから今回も、判例の要部の記載に続いて、論文のエッセンス、キーワード、短答式でのポイント、そして関連事項といった、試験にも実務にも使えるような形態は、そのまま踏襲することとしている。

  そしてまた、この間に出た重要判例を追加することとしている。

  ところで、第2版を経た本書が未だに多くの方々に受け入れられている理由の一つに、「新しさ」というものがあるように思う。例えば、巷には”最新”の語句を冠した判例集も見られるが、判例というものは次から次へと出てくるので、本当は1年もたてば、それはもはや”最新”などではなくなってしまう。

  つまり、最新のおのを提供することと、重版ないし改訂版を短いスパンで出すことは、表裏一体の関係にあるのである。しかしながら、重版ないしは改訂版は、部数が出なければ、これが行われることはない。

  このようなわけであるから、本書が「判例の新鮮さ」という本書の最も重要な存在価値を持ち続けられるのも、これはひとえに読者のおかげである、ということになる。

  したがって、今回の重版にあたっては、読者とともに本書を作り上げたという感が強く、こうしてまた本書の存在価値(=「判例の新鮮さ」)を守ることができたという意味においても、支持者の方々には心より感謝をしている次第である。

2008年(平成20)年10月
正林真之

 

[初版 はしがき]より

  最近の弁理士試験の傾向として、判例に関する問題が多く出されるようになってきた。したがって、合格のためには判例をマスターすることが必要になってきている。また、弁理士試験に合格して弁理士として活躍する場合に当然知っておくべき判例がある。

  特許法等の判例については、「特許判例百選」(著者:中山信弘 氏、相澤英孝 氏、大渕哲也 氏)、「知的財産法判例集」(著者:大淵哲也 氏、茶園成樹 氏、平嶋竜太 氏、蘆立順美 氏、横山久芳 氏)、「特許判例ガイド」(著者:増井和夫 氏、田村善之 氏)など数々の出版がなされている。これらの本は、中山先生をはじめとして我が国の知的財産法の権威の先生方が書かれており、内容も大変充実している。

  しかし、弁理士試験の受験生は、特許事務所または企業の知的財産部に勤めながら受験勉強をしている例が多く、これらの書籍を十分に読みこなす時間がとれないのが現状である。また、勉強を始めて間もない受験生にとっては、権威ある先生方が書かれた特許判例百選等を読んですぐ理解することはかなり難しい。


  本書では、このような点を鑑みて以下のような内容とした。

1.ぜひマスターしなければならない最高裁判例を中心にした重要判例を厳選した。とくに、平成14年以降の短答試験、論文試験に出題された内容を参考として、弁理士法4条から6条の2に規定の業務を遂行するのに基本となる判例に絞った。

2.判例の内容は、「判旨」として、規範となる内容のみを原文に忠実に抽出した。これは、「短く要約することにより、内容が誤解され易い」との裁判官の苦情に配慮したためである。

3.事実関係は思い切って割愛した。事実関係が異なる形で問題が出題される場合が多いので、この応用力を高めるためである。

4.一方、論文作成のエッセンスとして、論文試験で論述が必要な記載のみをまとめた。論文試験においては時間との戦いであるので、規範となる内容を全部記載したのでは時間が足りないからである。また、弁理士として活躍する場合に、急いで対処しなければならない場合に役立つと考えられる。

5.短答式でのポイントとして注意点をあげた。

6.関連事項として、現行法、審査基準、審判基準との関係を記した。また、関連する判例について記した。

  なお、本書をマスターした後に、興味と余裕があれば上記の先生方の書かれた本を読むことをお勧めする。本書により基礎を固めることができるので、より知的財産法の勉強が楽しくなることと考える。そして、難関である弁理士試験の合格を勝ち取るとともに、合格後弁理士としてよいスタートを切られることを期待する。

  本書の出版にあたりこのような機会を与えていただいた法学書院の小尾岬氏に感謝する。

2005年(平成17)年10月
正林真之

 


知的財産法 判例教室 第3版

     監修:正林真之
     出版:法学書院
     A5判 / 228ページ
     価格:1,900円(税別)
     重版発行日:2009/1/15
     セブンアンドワイで購入できます


目次紹介 / 見出しでわかるこの本の充実した内容
[第3版]はしがき
[初 版]はしがき
 
 第1部 判例の学び方・考え方
 第2部 重要判例
 第1章 特許法・実用新案法
 
I 発明
判例1.
自然法則の利用の意義 — 欧文字単一電報隠語作成方法事件
最判昭28・4・30(昭25(オ)80号)民集7巻4号461頁  裁判所サイトの判例へ
判例2.
発明の完成と拒絶理由
最判昭52・10・13(昭49(行ツ)107号)民集31巻6号805頁  裁判所サイトの判例へ
判例3.
植物新品種の育種課程における反復可能性 — 黄桃の育種増殖法事件
最判平12・2・29(平10(行ツ)19号)民集54巻2号709頁  裁判所サイトの判例へ
II 特許要件
判例4.
特許法30条1項にいう刊行物への発表
最判平元・11・10(昭61(行ツ)160号)民集43巻10号1116頁  裁判所サイトの判例へ
判例5.
進歩性の判断資料 — 審決取消事件
最判昭51・4・30(昭51(行ツ)9号)判タ360号148頁
判例6.
明細書のサポート要件 — パラメータ特許事件
知財高判平17・11・11(平17(行ケ)10042号)  裁判所サイトの判例へ
判例7.
用途発明 — ケトチフェン事件
東京地判平4・10・23(平2(ワ)12094号)  裁判所サイトの判例へ
判例8.
特許法29条の2における「出願公開」の要件 — 画像撮影装置及び方法事件
知財高判平18・1・25(平17(行ケ)10437号)  裁判所サイトの判例へ
 コラム弁理士会副会長の仕事
III 発明者の権利
判例9.
無権原の出願人名義変更者に対する特許権持分移転登録請求
 — 生ゴミ処理装置事件

最判平13・6・12(平9(オ)1918号)民集55巻4号793頁  裁判所サイトの判例へ
IV 出願・審査
判例10.
公知技術の参酌 — 炭車トロ脱線防止装置事件
最判昭37・12・7(昭36(オ)464号)民集16巻12号2321頁  裁判所サイトの判例へ
判例11.
特許請求の範囲に記載のない発明を目的とする分割出願の適否
 — 半サイズ映画フィルム録音装置事件

最判昭55・12・18(昭53(行ツ)101号)民集34巻7号917頁  裁判所サイトの判例へ
判例12.
補償金支払請求のための警告 — アースベルト事件
最判昭63・7・19(昭61(オ)30・31号)民集42巻6号489頁  裁判所サイトの判例へ
 コラム論文試験用の筆記具
V 職務発明
判例13.
勤務規則等の定めと相当の対価 — オリンパス事件
最判平15・4・22(平13(受)1256号)民集57巻4号477頁  裁判所サイトの判例へ
判例14.
外国の特許を受ける権利を使用者等に譲渡した場合の対価請求
 — 日立製作所光ディスク事件

最判平18・10・17(平14(ネ)6451号)  裁判所サイトの判例へ
VI 審判
判例15.
誤記の訂正の意義 — フェノチアジン誘導体製法事件
最判昭47・12・14(昭41(行ツ)1号)民集26巻10号1888頁  裁判所サイトの判例へ
判例16.
審判書における理由記載の程度 — 審決取消訴訟事件
最判昭59・3・13(昭54(行ツ)134号)判時1119号135頁  裁判所サイトの判例へ
 コラム最高裁判所の判例の入手
VII 審決取消訴訟
判例17.
審決取消訴訟の審理範囲(1) — メリヤス編機事件
最大判昭51・3・10(昭42(行ツ)28号)民集30巻2号79頁  裁判所サイトの判例へ
判例18.
審決取消訴訟の審理範囲(2)
最判昭55・1・24(昭54(行ツ)2号)民集34巻1号80頁  裁判所サイトの判例へ
判例19.
訂正審決の確定と無効審決取消訴訟の帰趨 — 大径角形鋼管事件
最判平11・3・9(平7(行ツ)204号)民集53巻3号303頁  裁判所サイトの判例へ
判例20.
共有者の1人が提起する無効審決取消訴訟の許否
最判平14・2・22(平13(行ヒ)142号)民集56巻2号348頁  裁判所サイトの判例へ
判例21.
共同無効審判請求人の一部の者が提起する審決取消訴訟の許否
最判平12・2・18(平8(行ツ)185号)判時1703号159頁
判例22.
拒絶審決取消訴訟と固有必要的共同訴訟
最判平7・3・7(平6(行ツ)83号)民集49巻3号944頁  裁判所サイトの判例へ
 コラム記憶力と年齢にあった勉強法
VIII 特許権の効力
判例23.
方法の発明に関する特許権の効力の範囲
最判平11・7・16(平10(オ)604号)民集53巻6号957頁  裁判所サイトの判例へ
判例24.
後発医薬品と試験・研究 — 膵臓疾患治療剤事件
最判平11・4・16(平10(受)153号)民集53巻4号627頁  裁判所サイトの判例へ
判例25.
国内消尽 — BBS並行輸入事件(1)
最判平9・7・1(平7(オ)1988号)民集51巻6号2299頁  裁判所サイトの判例へ
判例26.
使い捨て製品と特許権の効力 — 写ルンです事件(1)
東京地判平12・8・31(平8(ワ)16782号)  裁判所サイトの判例へ
判例27.
物の発明に係る特許権の消尽 — インクタンクリサイクル事件(1)
最判平19・11・8(平17(ネ)10021号)  裁判所サイトの判例へ
判例28.
国外販売分のリサイクル品についての特許権の消尽
 — インクタンクリサイクル事件(2)

最判平19・11・8(平17(ネ)10021号)  裁判所サイトの判例へ
 コラム初秋の晴れた日に
IX 特許権侵害
判例29.
発明の要旨認定とクレームの記載 — リパーゼ事件
最判平3・3・8(昭62(行ツ)3号)民集45巻3号123頁  裁判所サイトの判例へ
判例30.
均等成立の要件 — ボールスプライン事件
最判平10・2・24(平6(オ)1083号)民集52巻1号113頁  裁判所サイトの判例へ
判例31.
均等成立肯定例 — 生海苔の異物分離除去装置事件
東京高判平12・10・26(平12(ネ)2147号)判時1738号97頁  裁判所サイトの判例へ
判例32.
無効理由が存在する事が明らかな特許権に基づく請求と権利の濫用
 — キルビー事件

最判平12・4・11(平10(オ)364号)民集54巻4号1368頁  裁判所サイトの判例へ
判例33.
間接侵害 — 一太郎事件(1)
知財高判平17・9・30(平17(ネ)10040号)  裁判所サイトの判例へ
判例34.
方法特許の間接侵害 — 一太郎事件(2)
知財高判平17・9・30(平17(ネ)10040号)  裁判所サイトの判例へ
判例35.
特許無効審判により無効にされるべきものと認められる特許権に基づく権利行使 — 一太郎事件(3)
知財高判平17・9・30(平17(ネ)10040号)  裁判所サイトの判例へ
判例36.
先使用権の成立要件と範囲 — ウォーキングビーム式加熱炉事件
最判昭61・10・3(昭61(オ)454号)民集40巻6号1068頁  裁判所サイトの判例へ
判例37.
実施権者の手足による先使用権の主張
 — 地球儀型トランジスターラジオ意匠事件

最判昭44・10・17(昭41(オ)1360号)民集23巻10号1777頁  裁判所サイトの判例へ
判例38.
先使用権の移転は登録が要件ではない — コンクリートブロック事件
札幌高判昭42・12・26(昭41(ネ)174号)下民18巻11・12号1187頁
判例39.
通常実施権設定登録請求権の存否 — 隧道管押抜工法事件
最判昭48・4・20(昭47(オ)395号)民集27巻3号580頁  裁判所サイトの判例へ
判例40.
専用実施権設定時の特許権者の差止請求権
最判平17・6・17(平16(受)997号)  裁判所サイトの判例へ
X 渉外
判例41.
訂正審決が確定した場合における無効主張による
特許侵害訴訟の 上告審の対応

最判平20・4・24(平18(受)1772号)  裁判所サイトの判例へ
判例42.
並行輸入と特許権〈黙示的許諾〉 — BBS並行輸入事件(2)
最判平9・7・1(平7(オ)1988号)民集51巻6号2299頁  裁判所サイトの判例へ
判例43.
使い捨て製品と特許権の国際消尽 — 写ルンです事件(2)
東京地判平12・8・31(平8(ワ)16782号)  裁判所サイトの判例へ
判例44.
並行輸入と特許権〈属地主義の原則〉 — BBS並行輸入事件(3)
最判平9・7・1(平7(オ)1988号)民集51巻6号2299頁  裁判所サイトの判例へ
XI 実用新案法
判例45.
製造方法の相違と考案の技術的範囲
最判昭56・6・30(昭54(オ)336号)民集35巻4号848頁  裁判所サイトの判例へ
判例46.
実用新案技術評価の法的性質 — 実用新案技術評価取消請求事件
東京高判平12・5・17(平12(行コ)22号)  裁判所サイトの判例へ
判例47.
実用新案の図面 — トイレット・ペーパー事件
東京地判昭46・1・29(昭45(行ウ)106号)  裁判所サイトの判例へ
 コラム知財の窓
 
 第2章 意匠法
 
判例48.
意匠の成立要件 — カップヌードル事件
最判昭55・10・16(昭55(行ツ)75号)判時986号46頁  裁判所サイトの判例へ
判例49.
意匠法の保護対象 — コネクター接続端子事件
知財高判平18・3・31(平17(行ケ)10679号)  裁判所サイトの判例へ
判例50.
同一または類似の物品の意匠と意匠法3条2項の適用
 — 可撓伸縮ホース事件

最判昭49・3・19(昭45(行ツ)45号)民集28巻2号308頁  裁判所サイトの判例へ
判例51.
意匠の類否判断 — 自走式クレーン事件
東京高判平10・6・18(平9(ネ)404号)知裁集30巻2号342頁  裁判所サイトの判例へ
判例52.
部分意匠の類否判断 — 審決取消事件
知財高判平17・4・13(平17(行ケ)10227号)  裁判所サイトの判例へ
判例53.
部分意匠の類否判断 — プーリー事件
最判平19・1・31(平18(行ケ)10318号)  裁判所サイトの判例へ
判例54.
分割の対象 — ピアノ補助ペダル事件
知財高判平18・8・24(平18(行ケ)10316号)  裁判所サイトの判例へ
判例55.
意匠権の利用 — 学習机事件
大阪地判昭46・12・22(昭45(ワ)507号)無体集3巻2号414頁  裁判所サイトの判例へ
 コラム判例と試験
 
 第3章 商標法
 
I 商標登録要件
判例56.
他人の氏名・名称等を含む商標 — 月の友事件
最判昭57・11・12(昭57(行ツ)15号)民集36巻11号2233頁  裁判所サイトの判例へ
判例57.
商標法4条1項8号所定の他人の名称の著名な略称を含む商標
 — 自由学園事件

最判平17・7・22(平16(行ヒ)343号)  裁判所サイトの判例へ
 コラム試験の際に硬くなるのを防ぐ方法
II 商標・商品の類似
判例58.
商標の類似 — 小僧寿し事件(1)
最判平9・3・11(平6(オ)1102号)民集51巻3号1055頁  裁判所サイトの判例へ
判例59.
商標法3条2項の商標の同一 — 商標サントリー角瓶事件
東京高判平14・1・30(平13(行ケ)265号)  裁判所サイトの判例へ
判例60.
立体商標における3条2項の要件 — コカコーラ事件
知財高判平20・5・29(平19(行ケ)10215号)  裁判所サイトの判例へ
判例61.
フランチャイズチェーンと自己の名称 — 小僧寿し事件(2)
最判平9・3・11(平6(オ)1102号)民集51巻3号1055頁  裁判所サイトの判例へ
判例62.
損害不発生の抗弁 — 小僧寿し事件(3)
最判平9・3・11(平6(オ)1102号)民集51巻3号1055頁  裁判所サイトの判例へ
判例63.
商標の類似 — 大森林事件
最判平4・9・22(平3(オ)1805号)判時1437号139頁  裁判所サイトの判例へ
判例64.
商標の類似 — つつみのおひなっこや事件
最判平20・9・8(平19(行ヒ)223号)  裁判所サイトの判例へ
判例65.
商標の類似 — 橘正宗事件
最判昭36・6・27(昭33(オ)1104号)民集15巻6号1730頁  裁判所サイトの判例へ
判例66.
4条1項15号の混同を生ずるおそれのある商標 — レールデュタン事件
最判平12・7・11(平10(行ヒ)85号)民集54巻6号1848頁  裁判所サイトの判例へ
 コラム弁理士の特権
III 商標権侵害
判例67.
商標としての使用(1) — 巨峰事件
福岡地判昭46・9・17(昭44(ヨ)41号)無体集3巻2号317頁  裁判所サイトの判例へ
判例68.
商標としての使用(2) — パチスロ事件
最判平12・2・24(平8(あ)342号)刑集54巻2号67頁  裁判所サイトの判例へ
判例69.
権利濫用 — ポパイ事件
最判平2・7・20(昭60(オ)1576号)民集44巻5号876頁  裁判所サイトの判例へ
IV 渉外
判例70.
真正商品の並行輸入 — フレッドペリー事件
最判平15・2・27(平14(受)1100号)民集57巻2号125頁  裁判所サイトの判例へ
V 取消審判
判例71.
不使用取消審判 — シュ・トワ事件
最判平3・4・23(昭63(行ツ)37号)民集45巻4号538頁  裁判所サイトの判例へ
判例72.
商標登録の無効の審判請求書の記載と除斥期間
最判平17・7・11(平15(行ヒ)353号)  裁判所サイトの判例へ
判例73.
商標登録出願の分割
最判平17・7・14(平16(行ヒ)4号)民集59巻6号1617頁  裁判所サイトの判例へ
 
 第4章 不正競争防止法
 
判例74.
周知性の獲得時期 — アースベルト事件
最判昭63・7・19(昭61(オ)30・31号)民集42巻6号489頁  裁判所サイトの判例へ
判例75.
周知性の獲得態様 — アメックス事件
最判平5・12・16(平5(オ)1507号)判時1480号146頁  裁判所サイトの判例へ
判例76.
類似性 — 日本ウーマンパワー事件
最判昭58・10・7(昭57(オ)658号)民集37巻8号1082頁  裁判所サイトの判例へ
判例77.
混同(1) — フットボール事件
最判昭59・5・29(昭56(オ)1166号)民集38巻7号920頁  裁判所サイトの判例へ
判例78.
混同(2) — スナックシャネル事件
最判平10・9・10(平7(オ)637号)判時1655号160頁  裁判所サイトの判例へ
判例79.
不正競争防止法上の「営業」 — 天理教事件
最判平18・1・20(平17(受)575号)  裁判所サイトの判例へ
判例80.
営業上の利益を害されるおそれのある者 — マクドナルド事件
最判昭56・10・13(昭54(オ)145号)民集35巻7号1129頁  裁判所サイトの判例へ
判例81.
誤認させるような表示 — 清酒特級事件
最判昭53・3・22(昭50(あ)1277号)  裁判所サイトの判例へ
判例82.
罰則規定 — 菊屋事件
最大判昭35・4・6(昭33(あ)342号)刑集14巻5号525頁  裁判所サイトの判例へ
 コラム試験勉強とダイエット
 
 第5章 著作権法
 
判例83.
既存の著作物との偶然の一致
 — ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー事件

最判昭53・9・7(昭50(オ)324号)民集32巻6号1145頁  裁判所サイトの判例へ
判例84.
著作権消滅後の著作物の利用行為と所有権との関係
 — 顔真卿自書建中告身帖事件

最判昭59・1・20(昭58(オ)171号)民集38巻1号1頁  裁判所サイトの判例へ
判例85.
カラオケと演奏権の侵害 — クラブ・キャッツアイ事件
最判昭63・3・15(昭59(オ)1204号)民集42巻3号199頁  裁判所サイトの判例へ
判例86.
カラオケと演奏権の侵害及びカラオケリース業者の法的責任
 — ビデオメイツ事件

最判平13・3・2(平12(受)222号)民集55巻2号185頁  裁判所サイトの判例へ
判例87.
印刷用書体の著作物性 — ゴナU事件
最判平12・9・7(平10(受)332号)民集54巻7号2481頁  裁判所サイトの判例へ
判例88.
連載漫画の原作とキャラクターとの関係
 — ポパイ・ネクタイ事件(ポパイ第4事件)

最判平9・7・17(平4(オ)1443号)民集51巻6号2714頁  裁判所サイトの判例へ
判例89.
ゲームソフトの複製物の消尽と再譲渡 — 中古ゲームソフト事件
最判平14・4・25(平13(受)952号)民集56巻4号808頁  裁判所サイトの判例へ
判例90.
言語の著作物の翻案の意義 — 江差追分事件
最判平13・6・28(平11(受)922号)民集55巻4号837頁  裁判所サイトの判例へ
判例91.
職務著作の判断基準 — RGBアドベンチャー事件
最判平15・4・11(平13(受)216号)判時1822号133頁  裁判所サイトの判例へ
判例92.
メモリーカード改変と同一性保持権の侵害 — ときめきメモリアル事件
最判平13・2・13(平11(受)955号)民集55巻1号87頁  裁判所サイトの判例へ
判例93.
パロディは著作権侵害に当たるか
 — パロディモンタージュ写真事件(マッドアマノ事件)

最判昭55・3・28(昭51(オ)923号)民集34巻3号244頁  裁判所サイトの判例へ
判例94.
著作財産権及び人格権侵害と訴訟物・著作者人格権における 名誉感情の保護 — パロディ事件〔第二次〕(マッドアマノ事件)
最判昭61・5・30(昭58(オ)516号)民集40巻4号725頁  裁判所サイトの判例へ
判例95.
二次的著作物の原権利者の権利 — キャンディキャンディ事件
最判平13・10・25(平12(受)798号)判時1767号115頁  裁判所サイトの判例へ
 コラム弁理士試験について思うこと
 
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