書籍紹介
新訂版 貧乏モーツァルトと金持ちプッチーニ
「モノづくり大国日本」もしくは「技術大国」と呼ばれていた日本の製造業は、 コスト競争により中国や韓国にシェアを取られ、衰退しました。この一般的見解は一側面では正しいかもしれませんが、日本にはまだできることがあります。さらなるグローバル化に直面する今、私たちがすべきことはコスト削減の潮流に迎合することではなく、日本独自の技術の価値を守り、その価値を適切にマネタイズをする力を身につけること。自社が持つ人的財産、技術財産といった無形の長所=知財を自ら見つけるを 養い、知財経営の目を持つことです。独自の知的財産の最良行使・活用方法を知りたい方、企業の技術経営担当者、ベンチャー企業社長など、攻めの知財活用をしたいビジネスパーソンに読んでいただきたい一冊です。(2023年10月 発売)
著者:正林真之
出版:飯塚書店
四六判 / 218ページ
価格:1,500円(税別)
ISBN:978-4752290247
戦略的「知財経営」の羅針盤 知財評価からみた日本の将来
当事務所への知財評価のご依頼が年々増え続けています。
とりわけ金融機関からの評価依頼が増加しており、そこで展開されるサービスにおいて専門的な知財評価の観点がますます求められている背景を物語ります。
一方で、知財に関する評価項目が詳細になってきた結果、評価結果が買収先企業や自社との知財の相性を解析する上でも現実的な指標となってきました。
知財評価は、これまでの財務諸表や株価を使った伝統的な企業評価に代わり、企業と知財の関わりについて、まったく新しい切り口を多様な側面から提示します。
本書は、具体的な知財評価事例も豊富に用いて知財評価の手法の解説とポイントをご紹介します。企業経営者や企業評価を行う金融機関の関係者など、知財評価の重要性を理解しつつも何らかの理由で、知財評価から多少の距離を置いてきた方々にこそ読んでいただきたい一冊です。(2022年4月 発売)
著者:正林国際特許商標事務所
出版:現代書林
単行本 / 200ページ
価格:1,760円(税込)
ISBN:13 978-4774519388
会社の商標実務入門(第3版)
「弁理士に頼らず自前で商標登録を行いたい企業の担当者のために、その複雑な手続を、当所の弁理士がコラムもはさみつつ、分かりやすく解説しております。さらには、より公示な商標の活用のための専門家の使い方も指南しています。平成26年法改正に対応しており、「音の商標」「動きの商標」等、今後より幅広くなる商標についても言及しています。(2017年12月 発売)
著者:正林真之
出版:中央経済社
A5判 / 292ページ
価格:3,100円(税別)
ISBN:978-4-502-42071-9
知的財産法判例教室グローバル版 米欧中韓
「知的財産法判例教室」は2005年発刊以来、改訂を重ねているロングセラーの書籍であり、本書はそのグローバル版として、海外の主要判例をまとめた読者待望の1冊です。
海外でも有力な判決が出てきており、昨今のグローバル化に伴い、これらの情報もフォローしなければならなくなってきておりますが、知財実務者は、日々の業務でなかなか時間が取れないという実情があります。また、知財を学ぶ方も非常に限られた時間の中で、一定のレベルにもっていかなければ、実務に携わることすらできません。しかしながら、海外の主要な判例をまとめた本はなかなか存在しない現状から、本書を発刊致しました。忙しい実務者や知財を学ぶ方の時間の節約ができる一冊。(2016年2月 発売)
著者:正林真之
出版:経済産業調査会
A5判 / 281ページ
価格:3,000円(税別)
ISBN:978-4-8065-2965-1