知的財産権の活用による地域活性化セミナー | 第1部 セミナー : 商標権取得後のブランド育成の重要性

平成19年11月19日 東北農政局にて行われた
「知的財産権の活用による地域活性化セミナー」 紹介ページ

印刷用表示/文字サイズ変更
印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

| ホーム | 第1部 セミナー | 商標権取得後のブランド育成の重要性 |

第一部 地域農作物とブランド、商標

商標権取得後のブランド育成の重要性
 財産ということをいいましたが、ただ財産といっても、商標権登録というのはスタートです。そしてブランドと一緒に育てる、維持するということですからプライドの問題です。プライドをずっと維持していくためには、その努力が絶対に必要です。努力を続けていきますと真のブランド化ができるということですね。
 商標は長年使ったものがえらい、古いものがえらい、というものです。農業というのは伝統的なものが多いですから、商標権をとるのに向いているのです。農業はひとつひとつのやり方に伝統的なものが多く勝手に変更できるものが少ないのです。ということは、それだけ商標権のように伝統的なものを守ることに向いているのです。
 商標権は永久権です。10年毎の更新になりますが、更新すれば永久権としてもらえます。特許権は出願から20年です。有限です。特許権をとると一生遊んで暮らせると思っている人がいますが、それは違います。20年で切れます。商標権は10年毎の更新で永久権です。それはつまり、特許権は新しいものがえらいので、20年しか独占させないのです。ところが、商標権は古いものがえらいので、ずっと使ってください、ということで永久権ということになっています。

商標権取得後のブランド育成の重要性